スペインワイン入門|コスパ最強の産地とおすすめ銘柄ガイド
監修:ワイン教室編集部(WSET Level 3受講中)
スペインワインが今おすすめな理由
スペインは世界第3位のワイン生産国ですが、フランスやイタリアに比べると日本ではまだまだ知名度が低め。しかし、ワイン好きの間では「コスパ最強」として注目度が急上昇しています。
その理由は3つ。
① 価格が手頃
フランスやイタリアの同クラスのワインと比べて、スペインワインは30〜50%安いことも珍しくありません。人件費や土地代が安いうえ、長期熟成のコストを産地全体で吸収する仕組みが整っているためです。
② 熟成ワインが手に入りやすい
スペインには「クリアンサ」「レセルバ」「グラン・レセルバ」という熟成規定があり、ワイナリーが十分に熟成させてから出荷します。つまり、買ってすぐ飲み頃のワインが手に入るのです。
③ 料理との相性抜群
スペイン料理(タパス、パエリア、生ハム)との相性はもちろん、和食や家庭料理にも合わせやすい親しみやすい味わいが魅力です。
ワイン初心者ガイドで基本を押さえてからスペインワインの世界に入ると、より楽しめます。
覚えておきたいスペインの主要産地
■ リオハ(Rioja)
スペインワインの代名詞。テンプラニーリョ種を中心に造られる赤ワインは、バニラやスパイスの香りが特徴的。熟成規定が厳格で、レセルバ(3年熟成)やグラン・レセルバ(5年熟成)は驚くほどエレガント。2,000〜3,000円台で上質な熟成ワインが手に入ります。
■ リベラ・デル・ドゥエロ(Ribera del Duero)
リオハと並ぶスペイン赤ワインの二大産地。テンプラニーリョ(地元名:ティント・フィノ)から造られる凝縮感のある赤ワインが特徴。「スペインのボルドー」とも呼ばれ、力強い味わいが好きな方におすすめです。
■ リアス・バイシャス(Rías Baixas)
スペイン北西部の白ワイン産地。アルバリーニョ種から造られる爽やかな白ワインは、シーフードとの相性が抜群。夏向きの1本としても人気です。
■ プリオラート(Priorat)
スペイン最高峰の赤ワイン産地。ガルナッチャとカリニェナから造られる濃厚な赤は、国際的にも高く評価されています。3,000円台から楽しめます。
■ カヴァ産地(ペネデス)
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られるスパークリングワイン「カヴァ」の産地。1,000円台から本格的な泡が楽しめるのはカヴァならでは。2,000円以下スパークリング特集でカヴァも紹介しています。
スペインの代表ブドウ品種
■ テンプラニーリョ(赤)
スペインで最も重要な黒ブドウ品種。チェリーやプラムの果実味に、熟成するとバニラや革の香りが加わります。リオハとリベラ・デル・ドゥエロの主要品種で、渋みは中程度。ワイン初心者にも親しみやすい味わいです。
■ ガルナッチャ(赤)
フランスではグルナッシュと呼ばれる品種。ベリー系の果実味が豊かで、スパイシーなニュアンスも。ブレンドに使われることが多いですが、プリオラートでは単一品種のワインも造られます。
■ アルバリーニョ(白)
リアス・バイシャスの主要品種。桃やアプリコットの香りに、しっかりとした酸味とミネラル感。海鮮料理との相性は抜群です。
■ ヴェルデホ(白)
ルエダ地方の代表品種。ハーブの爽やかな香りとフレッシュな酸味が特徴。ソーヴィニヨン・ブランが好きな方におすすめです。
予算別スペインワインおすすめ
■ 1,000円以下|デイリーに楽しめる
- トーレス サングレ・デ・トロ(約900円):スペインを代表する大手ワイナリーの定番赤。雄牛のラベルが印象的。テンプラニーリョとガルナッチャのブレンドで、果実味豊かで飲みやすい
- ヴィニャ・エスメラルダ(トーレス)(約1,000円):白ワインの定番。マスカットの華やかな香りとフレッシュな味わい
1,000円以下ワインランキングでさらにコスパワインを紹介しています。
■ 1,500〜2,500円|週末のご褒美に
- クネ クリアンサ(リオハ)(約1,800円):リオハの名門クネが造る2年熟成赤。バニラの香りと滑らかなタンニン。この価格で熟成ワインが飲めるのはスペインならでは
- マルケス・デ・リスカル ルエダ(白)(約1,500円):ヴェルデホ種のフレッシュな白。柑橘系の爽やかな味わいが和食にも合う
2,000円以下赤ワイン特集もあわせてどうぞ。
■ 3,000円以上|本格派の1本
- ラ・リオハ・アルタ ヴィーニャ・アルベルディ レセルバ(約3,000円):3年以上熟成されたリオハの本格派。エレガントで複雑な味わい
- ペスケラ クリアンサ(リベラ・デル・ドゥエロ)(約3,500円):「スペインのペトリュス」と称された伝説のワイナリー。凝縮感のある果実味が魅力
スペインワインと料理のペアリング
スペインワインは家庭料理との相性が抜群です。
- テンプラニーリョ(赤) × 生ハム、ラム肉、トマト煮込み
- ガルナッチャ(赤) × 焼肉、BBQ、ピザ
- アルバリーニョ(白) × お刺身、シーフードパスタ、アヒージョ
- ヴェルデホ(白) × サラダ、冷製パスタ、枝豆
- カヴァ(泡) × 天ぷら、フリット、前菜全般
スペインワインは渋みが穏やかなものが多いので、和食×ワインペアリングの入門にもぴったりです。
まとめ|スペインワインでコスパの良い楽しみを
スペインワインのポイントをおさらいします。
- フランスの半額で同クラスの品質が手に入る
- 熟成規定があるから、買ってすぐ飲み頃
- テンプラニーリョは赤ワイン入門にもおすすめ
- リオハのレセルバは2,000円台で本格熟成ワインが楽しめる
- 和食やタパスとのペアリングも楽しい
フランスやイタリアのワインに比べてまだ知名度が低い分、同じ予算でワンランク上の味わいに出会えます。イタリアワインガイドやフランスワインガイドと飲み比べてみるのもおすすめです。
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